白石町議会9月定例会が終了しました。
今回も様々な議案が吟味されましたが、特に値上げ関係の議案が多かったように思います。
その中の一つ、「議案第47号 白石町放課後児童健全育成事業負担金調整条例の一部を改正する条例」
については到底納得できるものではなく、今回、反対討論を行いました。
反対をした理由は以下の通りです(簡単に)。
①白石町は県内市町の中で学童の利用料が安く、他市町並みの4,000円程度にあわせるとの理由だが、その根拠となる他市町の利用料の平均金額は民間学童の利用料も含まれており不適切な平均の取り方である。白石町と同じ【公設公営】で設置されている場合の利用料で計算すると、白石町は決して安い方だとは言えない。
②利用料にフォーカスを当てているが、実際にはおやつ代も別途支払う必要があり、それをふまえた毎月の負担額は県内10町の中でも現在でも真ん中くらい。金額改定すると佐賀西部では断トツの負担額となる。子育てしやすい町づくりから逆境している。
③1,000円の値上げ幅の根拠が明確ではなく、単に他の市町の利用料が500円単位や1,000円単位で区切られているからとの理由で不適当な根拠。500円の値上げ幅にしない理由を、今後の物価高騰・人件費高騰を理由に挙げていたが、これは将来上がるであろう金額分をいっぺんに値上げする事による事務方の手間を省きたいだけの考えで、便乗値上げと言われても仕方がない。
といった理由です。
確かに物価高騰や人件費高騰は私も理解するところですが、そうであるならば、
しっかりと値上げ幅の根拠を町民の皆様に示し、理解を促すことが必要であると考えますが、
今回の価格改定にはそこが全くなく、他の市町より格段に負担を強いられる仕組みとなっていました。
他の議員さんからは反対の意見が無かったので、せめて私だけでもと、反対討論を行いました。
おそらく、私が議員になってから他の議員が反対討論をしたところは見たことが無いので、白石町議会では8年以上ぶり(!?)かもしれません。
良いものは良い、悪いものは悪い、とこれからも是々非々で意思表示をしてまいります。