先日、とあるお母さん(Sさん※仮名)からのSOS。

 

「もう、〇〇(※子どもさんの名前)と一緒にいるのことが辛くて、これ以上一緒にいれません。。。。」

 

と一言。

 

 

「こりゃまずいぞ」とSさんの限界を感じたので、「少し話をしましょうか」と声をかけ、しばらく話を聞かせてもらいました。

 

 

 

持病を抱えられているSさん。

特徴をもつ子どもさんに対する不安や戸惑いを感じ、

頑張ろうとしているけど、うまくいかない事で落ち込んでしまう。

 

だけど、なぜか子どもさんがSさん以外には良好な状態なので

余計に「周りにわかってもらえない」と感じてしまう。

 

子どもが大変な時にパートナーも協力してくれるけれども、

仕事で疲れているのを知っているので、お願いしてしまうことに対して罪悪感を感じてしまう。

 

 

「いなくなりたい。私がいなくなれば、だれかわかってくれるのかな?」とSさん。

 

 

 

 

ゆっくり少しづつ絞り出される言葉を、黙って聞かせてもらいました。

一通り聞かせてもらった後、私はお礼を伝えしました。

 

「よく、その気持ちを他の人に伝える勇気を出されましたね。とても勇気が必要なことだったと思います、言葉に出していただきありがとうございます。」

 

 

 

わたしも立場上、多くの方から子育てや特徴を持つ子どもたちに対しての相談を受けますが、

本当に辛いときに、ほとんどのお母さんが外部に悩みを打ち明けれずにいるようです。

 

子育てを頑張ってるけどうまくいかなくて、

自分だけがうまくいかないのではと不安になって、

周りに頼る事が人に迷惑をかけているような気がして罪悪感を感じ、

そして自分も頑張ろうとしてピリピリなってしまって、

周りにあたってしまう、そんな自分にまた嫌気がさしてしまう、、、

 

こんな風に感じてしまうお母さん方が多いように思います。

 

 

 

今回ご相談いただいたSさんについてはSさんの了解のもとパートナーのお父さんと面会、お話させていただき、行政の力を借りる方向で進めていくことになりました。

今後も定期的に連絡を取りながらSさんを精神的にサポートさせていただくよう、関係各所の皆さんと連携していく予定です。

 

 

私も妻から学ぶことが本当に多くまだまだではありますが、

相談を頂いたときに少しでも寄り添える人でありたいと思います。

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